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図書館さいこー!→ からの初のお買い上げ本が出ました

図書館の本読んでるだけで一生終わっちゃうんじゃね?

と、本を購入する気などまったくなかった読書初心者のわたくしでしたが
これはすんごい面白かった。という本に出会いまして。
こうして人は読書にハマっていくのでしょうか。

一週間くらい前だったかに読みやすい本がいい本みたいなことをのたまわってましたがはやくもいろいろ覆りました。。
売れる本って言ったら読みやすい本なのかもしれないけどね、どうやらそうじゃないらしい。

今まで読んでいた本の類がですね。
上の人が上から「わたしはすごいんです。すごい私が(バカにも分かりやすいように)説明して差し上げましょう。」
的な本が多かったような気がするんです。

それがねこの人の本、ぜんぜん違う。
「ニューヨーク暮らし雑学ノート―日本を脱出してはみたけれど」生田 倫哉

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という本です。
こちら、なんで借りたかというと日本を脱出する本を本屋さんで立ち読みしまして。いや、別に日本を脱出しようと本格的に目論んでいるわけではないのですが興味本位で。
そしたら結構気になる情報がいろいろ載ってましてね。面白いなと。
しかし基本的に買わないスタンスですので家に帰って図書館サイトで検索したらあったので予約。
その予約する際に「日本 脱出」で検索したんですね。
そしたら出てきたのがこの本で、まぁーほんとなんの気はなしに一緒に予約したわけです。
NYってこんなところで、毎日刺激的でこんなオシャレな生活してます!っていう本と予想して。

そしたら、まぁー違うんですわ。
まずね、この猫の表紙がね、NYで猫と暮らす気ままな生活感出てるじゃないですか。

まぁー違うんですわ。

なんか最初の数ページの違う空気になんじゃこら。ん?読みにくい??と、とりあえず、パラパラっと20ページくらいとばして読んだよね。そしたらね、実録!日本から来た若者の真実!みたいなんが右枠に次々に出てくる。それの夢のないこと!想像とのあまりの違いに、ひぃーーッってなって最初から全部読み返した。そらもう、闇金ウシジマくん的なリアリティというかそんな感じに引き込まれてつい読んでいったワケです。

もうね、日本人が聞きたくない情報満載感。
ニューヨーク暮らしの雑学ってさ、もっとさ、家を借りるにはこういう手順を踏んで、ああいうところで遊ぶのは危ないから僕はまぁーこういうクラブで遊んでるかな。お気に入りのカフェはマンハッタンのどこどこさ。実際、暮らしているとこういう時が困ったりするからこうするといいよ。的なさ。

そういうんじゃないんですか?
もうね、この本はね。

「俺、ニューヨークに行ってダンサーになるわ!」
とか息子が言い出したら(いないけど)、まず読めと。話はそれからだ、と。
読んでなお行くっつっ言ったら 「お、、おう、、(…ガッツあるんすね、、)」つって認めるが。

大変シビアな本です。
大抵の日本人が夢を持ってNYというところに行くわけですが、レストランで仕事なんかしながら英語もちっとも上達せず、アメリカ人の友達もできず、そのうち夢を持っていたこともうすぼんやりしてきたりしていってしまうがなんとなくNYに居ついている若者たち。そんなもんは未だ序章って感じで、一番メインになっているのはやはり白人の為の社会である事実。人種の問題についていろいろと書かれていて、日本に居ると他の人種と共存していくという感覚がピンとこないというか結局考えたこともないことに気付かされたし、なんなら気づかないで差別というか日本人は優れた民族なんだとどこかで思ってたんじゃないかという事実。例えばアメリカ人から見てみたら黄色人種なんてみんな一緒なわけだけど、日本人は例えば韓国人や中国人とは違うから一緒にするなっていう感情があったりだとか。もうなにかとニューヨークって枠じゃないだろと。
海外からくる外国人と話しても、それって全然リアルじゃないんだなと。
彼らは日本が好きっていう変わった人たちなんです、と。
白人からしたら黄色人種は劣等民族なんですと。
このレビューものすごい的確。こういう本です。みんなかしこいなぁー!

感じたことはそれ以外にもいろいろいろいっろなんですが

結果、自分の教養のなさをめちゃくちゃ感じた。

わたしというヤツは、弁は少しばかりたつ方であったりで自分が無教養という自覚なく、ものっすっごい自由に思ったことを発言してきたわけですがいろいろ知るとなんにも話せなくなりそうって思った。
でも、それで話さなくなるっていうのはなんだかとてもつまらないことだと思うので、がんばって自由に発言しようと思うけどね。つまらないのは嫌いなの。

で、自己啓発本とか読んだりしてたもんでね。
「成功するにはこうするべきだ」っていうのが、ああ、そんな感じのことがこの間読んだのにも書いてありましたよーっつーのが、ああこうすればいいらしいっすねー、まぁできませんけど、みたいのがひたすら書いてあるじゃないですか。私、正直まったく心に響いてなかったんですね。まぁー、うんわかったよ。勉強にはなりましたよってなくらいで。
この本読んでね、なんかもういろいろ身につまされまして。
日本に居たって同じことじゃないかと。
ちゃんと考えないで、なんとなく流されてる生きるって危険!
がんばろう、と。 結局努力がいちばん大事。そう思った次第。
雑に生きてると未来がコワイ。まじで。

あと、もうひとつ面白かったのが時代。
IT系の本って2年前の本だともう古すぎて読むとこない、みたいな感覚があるので古い本って普段よまなかったんですね。
で、気付かず読んでたんですがアレ?と思ってみてみたらこちら15年くらい前の本でした。しかしたった15年前なのになんだかバブル後?ってくらい時代の違いを感じるんですよ。
わたしの感覚としては5年前なんてめっちゃ最近の話でデジタル分野ならいざしらず×3でしかない15年やそこらで世の中がそんなに変わっているという実感はまるでなかった。
その時のアメリカと日本の感覚の違い(たとえば女性の社会進出やアジア人の扱いなど)もいろいろ描かれているわけですが、あらー、さすがにそんな時代じゃなくなってきてるんじゃないすかねと。日本人の描かれ方もたとえば高級デパートで高級品を買いあさっている姿など我々が感じる最近の中国人のような感じで、なんとなくアメリカー日本ー中国の間に5~10年くらいの時代の違いがあるんだろなと。今はインターネットがあるから情報ははやいとはいえ。でもきっとまだ日本は欧米に遅れてるのだろう。

もうね、著者の熱の入りっぷりがほんと素敵。
この本がぜんぶ真実とは思わないけど、確かにこの人から見たこの角度での真実で、それがいいなと。
どんだけ書きたいことあんだ、という濃さ。もっと濃くてもいいけど。
どんだけ日本人男性っちゅーか著者、モテないんだと。
在米日本人女性に詰め寄る姿が思い浮かびます。そら面倒くさがられよう。。
とはいえ、なんか、そういうのがいい。
え?1,600円安い!買うわ!と思ったらもう絶版らしい。

持っておきたいと今のところはじめて思った本なのでAmazonで古本買いました。
本当は著者にお金を払いたかったなー。
だってこんなブログ書いてるんだもの!
そして、ここにグッとくるあたり、やはり私はエンターテイメント好きではないんだなと思ったり。
泣いたり、いい気分になったりするために受け取るんでなくて、揺さぶられたい、みたいなね。

2014/03/03 | ぐだぐだ, 人生,

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  • HN:げいつ げいつです。そろそろゆとりが出てきたので、ちょいちょい更新するつもりです。
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